ポルトガルで同性パートナーと結婚したシンガーのAmiideが、同性婚をめぐる日本や世界での現状を説明してくれました👇 「世界では、30を超える国で同性婚ができ、その数は年々増えています。主要7カ国といわれる『G7』の中で、同性カップルが結婚ができないのは日本だけです」 「今のところ、日本にあるのは「パートナーシップ制度」といって、自治体が同性カップルの関係性を公的に認め、証明書を発行する制度です」 「男女の夫婦と同じように、行政や民間のサービスを受けられたりする効果がありますが、結婚とは違い、法的な効力はありません」 「日本でも同性婚を実現しようと、各地のカップルが国を相手取った裁判を続けています」
知ってる?日本での「同性婚」実現に向けた動き
同性婚をめぐる現状。日本では、今どのような動きがあるか知っていますか? 少し詳しく、説明します💁 他の異性カップルと同じように、「家族」として暮らしていたり、子どもも一緒に育ていたりするのに、法律上では家族として認められないーー。 そんな状況に置かれているカップルたちが、法律上の性別が同じふたりの結婚を認めないのは「憲法違反」だとして、国を訴えている裁判です。 この裁判は、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の地裁・高裁で続いていて、計36人の原告が「同性婚」の実現を求めて国と争っています。 同性カップルだけ結婚によって得られる法的な効果を受け取ることができないのは、「合理的根拠を欠く差別的取り扱いに当たると解さるを得」ず、憲法14条が保障する「法の下の平等」に反していると判断したのです。 判決が言い渡された後、札幌地裁前では「違憲判決 結婚の平等へ大きな一歩」と書かれた横断幕が掲げられました。 一方で、今年6月には、大阪地裁が「憲法違反ではない」と判断。原告側の訴えをすべて棄却しました。 同じ内容の訴訟でも、裁判所によって判断が分かれています。 そして今日、11月30日には、東京地裁での判決が下されます。 全国3例目となる判決に注目が集まります。