その狙いは、プラスチックの使用量を減らすことにあります。 これにより、年間約900トンのプラスチックを減らすことを見込んでいます。 現在も、神奈川県や京都府の全店舗で、紙ストローや木製スプーンなどを先行導入しており、7日からは全国約2900店舗で導入します。 マクドナルドは、世界各国の店舗で「2025年までにすべてのお客様提供用パッケージ類を再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更する」という目標を掲げています。 廃棄物量全体も増加しており、その理由としては「売り上げの増加」を挙げています。プラ使用量に関しては、2022年の紙ストロー・木製スプーン等の導入により削減を目指すとしています。 また、マクドナルド日本では2018年から、子ども向けのハッピーセットのおもちゃの店舗での回収・リサイクルを行なっています。 ハッピーセットのおもちゃの多くはプラスチック製であることから、米マクドナルドもハッピーセットのおもちゃのプラスチック削減を進めると発表。 化石資源由来の原料を新たに使ったプラスチックを2025年末までに段階的に削減し、サステナブルな素材を使ったおもちゃに移行する予定です。

小売業界や飲食業界で進むプラ削減

ストローやスプーン類など、使い捨てプラスチックの削減を進める動きは、コンビニやスーパーなどの小売業界や飲食業界でも広がっています。 ファミリーマートは全国約1万6600店で10月4日から、店頭でのプラ製フォークの提供を原則取りやめ、原則、竹製の箸に切り替えました。 スプーンはこれまでとかわらず提供し、箸に不慣れな海外からの観光客や、フォークを必要とする子ども、障害などの理由でフォークを希望する人などには、引き続きフォークを提供しています。 イオンは今年3月から順次、店舗で無料配布しているストローやスプーンなどを、プラスチック素材から紙や木などの素材のものへと切り替えています。 スターバックス コーヒー ジャパンでは、プラ製のカップを紙製に変更。テイクアウト用には、ストローなしで飲めるフタをアイスドリンクに導入してきました。 店内利用では「フタなし」での提供をはじめ、マイタンブラーの持参や店内でのマグカップの使用も呼びかけています。

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