「性的対象化」の場合、例えば映画やドラマなどに出演する役者やその身体を、物語の軸や演出の必要性などを無視して、性的魅力な魅力(のみ)を強調させること。人を「セックスシンボル」として扱う行為や考え方が問題になっている。 近年のハリウッドでは、女性が過度に対象化される点や、女性の性的搾取を疑問視する機会が増えている。 マッデンは、以前経験した性的対象化にまつわる出来事についてVogueの取材に語っている。 ある作品の撮影中、裸のシーンが多いと感じていたマッデン。撮影が好きではなく、裸のシーンを減らそうと苦慮していたという。 「台本の最初の15ページを読んだところで、『シャワーを浴びている』というト書があった」 「その瞬間、自分の服を脱がせるためのシーンなんだと悟った」 以前までは女性しか対象にされていなかった「性的対象化」にまつわる議論が、男性をめぐっても行われ始めているという。 「俳優仲間と、とあるシーンのためにほとんど食べず、炭水化物を抜き、1日2回のトレーニングをしていました」 「やっていたのは、僕たちの主義や信条に反する『減量の強制』だと気づきました」 今はシャツを脱ぐことに抵抗はないというカヴィルだが、性的対象として見られるのは喜ばしくないという。 「それはありえない行為だよ」 「もしこれが逆で、男性がこんな感じで女性を誘ったらどうなるか考えたことある?」 「僕が女性から言われたら、なんとも怖いと感じないけど、逆の立場だったら女性たちは怖く感じるよね」 「だから、僕はどう言われても構わない。ただ、他人へのリスペクトを持ってほしいんだ」 「デビュー時は、10代のアイドル俳優でした。いつも気持ちが不安定で、なんでこんなに不安定なのかわからなかった」 「何年も心理療法を受け、断酒もした。そして不安定な自分と向かい合ってきた」 「そして気づきました。自分が性的対象として見られているのが原因だと」 特にドラマ『Normal People』では、裸でのシーンが多いキャラクターを演じていたポール。 ELLE誌の取材に対し、撮影は簡単ではなかったと話す。 驚きの写真の数々に、思わず共感してしまう体験談、セレブの最新情報から徹底的に掘り下げた調査報道までーー。「世界のイマ」がわかるホットな話題をお届けします。
January 5, 2023 · 1 min · 21 words · Kathryn Lowe