日本が鎖国を解き、西洋化へと向かう激動の時代を描いた物語だ。  ペリー来航に慌てた幕府は、浦賀奉行所の下級武士、香山弥左衛門(海宝/廣瀬)と、鎖国破りの罪でつかまっていたジョン万次郎(ウエンツ/立石)を派遣。  黒船の上陸を阻止すべく、交渉を始める。 山本とWキャストの松下は、物語全体を見つめ、進行する「狂言回し役」として出演する。 山本は「(役の)名前があって、担っているものが“狂言回し“ということはよくあるんですけど、役名が“狂言回し“というところが、すごく面白いなと思った」と、自身の役の特異性を語った。 「郷に入っては郷に従う。私の好きな言葉です」 「目的のためには手段を選ばず。私の苦手な言葉です」 など、ことわざや慣用句を引用して、好き嫌いを伝えるというもの。 この言い回しは、ネットで「メフィラス構文」として話題となり、多くのファンに愛される役となった。 そんな山本に、BuzzFeedが「好きな言葉」と「苦手な言葉」について質問したところ…… 「そうですねぇ…」 と、一気にメフィラス・スイッチがON! ガラリと雰囲気が変わるから、役者って本当にすごい……!!! 「広背筋下部。私の好きな言葉です」 キター!!! 山本のノリのよさに、会場は爆笑。それ、言葉っていうか筋肉やんけ笑  そして続けて、こう付け足した。 「苦手な言葉……そうだな、あれが苦手だなあ」 「リバースクランチ。脚をあげてくる腹筋です」 それは苦手な言葉じゃなくて、苦手な筋トレなんよ……! リバースクランチは、あお向けになって寝転んだ状態で、両膝を胸につけるように上下させる腹筋運動のこと。 正しいフォームでやるとめちゃくちゃキツく、翌日はクシャミすらもツラい筋肉痛に見舞われることもある(筆者経験談)。 山本さん、お茶目なご回答ありがとうございました🙏 「気づいたら、トレーニングウェアで起きるんですよね」 「つまり、前の日にもうそれで寝てるんです」 「(起きたら)そのまま行ける状態になっているので、避けては通れない」 そう筋トレへの熱意を語り、周囲を驚かせていた。 毎日のトレーニングを欠かさないことが、山本の若さの秘訣なのかもしれない。 『太平洋序曲』は、東京・日生劇場で来年3月8〜29日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで4月8〜16日に上演される。

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