実際に重さは変えていないのか、個数以外に変えたところはあるのかなど、BuzzFeedは山崎製パンに問い合わせてみました。 話題の発端は、あるTwitterユーザーによる投稿。ちょうど5個入りと4個入りが同時に並んでいたタイミングに居合わせたものの、違和感があったため両方購入して重さを測ってみたところ、どちらもほぼ同じ重さだったといいます。 Twitterではこの検証結果を受けて、「どういうことだってばよ」と混乱する声が続出。また「材料費よりも製作工程や梱包材を減らすのが主な目的だったのでは」などと推測する声もみられました。 一体どういうトリックなのか、山崎製パン広報に問い合わせてみたところ、次のような回答が得られました。

「確かに1個あたりの重量は増えています」

――内容量の変更に伴って、パン自体についても何か変化はあったのでしょうか。 はい、「薄皮つぶあんぱん」については、1月1日出荷分から4個入りに変更していますが、同時に1個あたりの満足感やおいしさのアップをはかるため、生地配合の工夫や、中の具材のボリュームアップをさせていただいております。 これに伴って、1個あたりの重量としては約1割ほど増えていますが、個数が減っているため、総重量としては約1割ほど減っている計算になります。 ――すると、今回「重さが変わらなかった」という検証が話題になっていますが、これはどんな理由が考えられますか……? どうしても個体差が出ますので、たまたま標準より大きめなものと、標準より小さめなものを手に取られたのかもしれません。 ・・・・・ 山崎製パンによれば、確かに個数変更に伴って1個あたりの重量は増えているものの、総重量としては1割ほど減っている計算とのこと。たまたま同じ重さだったのは、大きめの個体と小さめな個体を偶然手にとってしまったからでは、とのことでした。 残念ながら「個数は減っても量は減っていない」説は否定されてしまいましたが、とはいえただ個数を減らすだけでなく、同時に1個あたりのおいしさや満足感アップもはかっているあたりはさすがです。 当初の発表によると、今回の内容量変更は、原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇などが理由とのこと。薄皮パンシリーズ好きにとってはちょっと残念な変更ですが、5個入りと4個入りとでどのように味や満足感が変わったのか、実際に食べて確かめてみてもいいかもしれません。

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