フィギュアペインターでYoutuberのMAマン(@M_A_paintman)さんが、リペイントしたフィギュアの画像を投稿したところ、3万1000を超えるリツイートと20万8000を超える「いいね」が寄せられました。 あまりのクオリティの高さに、「今にも動き出しそうです😳」「ジョルノ・ジョバァーナからジョォルノオォ・ジョバァァナァァ‼︎って感じ」とたくさんの反響が。 このままでも十分ジョジョっぽいんじゃ….? 「アニメ塗り」とは、3Dのフィギュアをまるで二次元化するような、MAマンさん独自の技法"3D二次元彩色"のことを指します。
BuzzFeedは作成者のMAマンさんに話を聞きました
MAマンさんは、フィギュアペイント動画を投稿するYouTuber。 独自の技法で、3Dのフィギュアをまるで二次元化するような「アニメ塗り」を実践、発信しています。 フィギュアの彩色見本の制作、メディア出演など多岐にわたる活動をしており、11月には、『筆一本からはじめる アニメ塗りフィギュアの教科書』として技法をまとめた書籍を発売予定です。 すごく単純な理由かもしれませんが「塗りたかったから」です。 自分のフィギュアケースを見た時に、空条徐倫(第6部主人公)のリペイントしたフィギュアが飾ってあるんです。 どうせなら「ジョジョ」の主人公たちを順番に塗って、ずらーっと並べたら圧巻だろうなぁと思ってジョルノを選びました(笑) 顔です!今回塗ったジョルノのフィギュアは、造形がめちゃくちゃ好みなんですよね。顔も彫りが深くてかっこいい! 今回、フィギュアの造形はまったく変えていません。色だけでどこまで自分好みにしていけるか、というのが楽しくて…。 ーー今回は原作に寄せてペイントしましたか?それとも自分のイメージに合わせて? どちらもです。原作のイメージをリスペクトしつつ、自分の好みに寄せて塗っています。 私がフィギュアをリペイントする時はいつもそうです。そのフィギュア、そのアニメ、そのマンガが好きで塗ってますしね。 今回苦労した点は、(作業の)終わりを決めることです。 制作作業の全般にいえるかもしれませんが、時間をかければかけるだけ質が良くなっていく傾向があります。逆にいうと、無限に時間をかけられてしまうんです。 1週間か、1ヶ月か、3ヶ月かけるか…。「どこまで時間をかけるのか?」というのは悩みましたし、「終わり!」と決めるのにも苦労しました。 ーー「アニメ塗り」を始めたきっかけはなんですか? 幼少期に遊びで絵を描くところから始まり、中学時代に油絵に出会ってから油絵に没頭していました。ずーっと絵を描き続けて美術系の大学へと進学して、油絵をひたすら。 フィギュアに辿り着いたのは、ゲームセンターのショーケースにたまたま並んでいた「リペイント品」を見た時に雷に打たれたかのようにビビッときたからです。もともとプライズ系のフィギュアを集める事が趣味でした。 「私もフィギュアを塗ってみたい!」、と思い立った翌日に筆、塗料、うすめ液、という最低限は塗れる道具だけを買いました。 さっそく塗り始めたんですけど、1体目はびっくりするぐらいうまくいかなかったのを今でもよく覚えています(笑) 大変ありがたい事です。自分の好きなことや物を共有できるのは、原作のいちファンとして嬉しいです。 やっぱり、みんなが共感してくれて、一緒に盛り上がれるのは楽しいです。